ジンガサゴケの傘の成長記録

苔散歩

2022年の春先にジンガサゴケの傘(雌器床)の成長を観察したので記録を残しておきます。
主に自宅近所の2箇所の記録をまとめています。

また参考までに、2箇所以外の場所で見つけた写真もページの下の方に載せています。

目標としては傘(雌器床)が枯れるまでの記録をまとめるつもりです。

地点1: 植木

とあるマンションの北側の、日当たりの悪い場所にジンガサゴケが群生していました。
所々に黒いつぶつぶが残っていますが、これは何でしょうね?雄器床でしょうか?

2/12に雌器床を発見し、不定期に観察中です。

2022/02/12 (発見日)

群生の一部に緑の丸いつぶつぶが出現していることに気づきました。
観察開始です。

2022/02/21 (発見から9日)

丸いつぶが地面から離れてきました。
直接見えませんが、柄が伸びているのでしょう。

2022/03/12 (発見から28日)

一部の傘が開いてきました。
「陣笠」っぽい見た目をしてきましたね。

2022/03/25 (発見から41日)

多くの傘が開きました。
また、一部の傘では頂点部分が黒くなっています。
水分不足でしょうか?

2022/04/07 (発見から54日)

3/25の時点で(勝手に)一段落ついたと思いこんでいたのですが、全然そんなことありませんでした。
傘の高さがどんどん高くなっています。
写真の時点で15mm~20mm程度と推測されます。
また、傘の下に丸い器官がが見え隠れするようになりました。
この中で胞子嚢が成長していると思われますが、まだまだ未成熟です。

2022/04/26 (発見から73日)

傘の高さが更に高くなりました。
この時点では25mm~30mm程度の高さになっています。
黒い胞子嚢が姿を見せているのと、白い糸状の器官が伸びています。
調べても器官の名前がわからないのですが、胞子を遠くに飛ばす役割をしているのだと思っています。

地点2: プランター

大通り沿いのプランターにジンガサゴケが群生していました。
地点1と同じく、こちらも建物の北側に設置されていて日当たりはよくありません。
プランターにはジャゴケや名前の知らない苔類も群生しているので、苔にとっては良い環境みたいです。

地点1と比べると葉状体の色が明るいので、実は別種?などとも思っています。

2/16に雌器床を発見して不定期に観察中です。

2022/02/16 (発見日)

群生の一部に緑の丸いつぶつぶが出現していることに気づきました。
傘の開く箇所が見えている子もいますね。

2022/03/07 (発見から19日)

丸いつぶが地面から離れてきました。
直接見えませんが、柄が伸びているのでしょう。

2022/03/18 (発見から30日)

まだ小さいけれど傘が開いてきました。
濡れているのかプリッとした見た目が可愛いです。

2022/03/24 (発見から36日)

たくさんの傘が開いてきました。
ジンガサ感が出てきています。

2022/04/16 (発見から59日)

傘の形に変化がなくなってきました。
一方で高さがどんどん高くなってきています。
この時点では12mm~20mm程度の高さになっていると思います。
傘の下に緑の丸い器官が見え隠れしていますね。
胞子嚢が成長し始めているんだと思います。

2022/04/26 (発見から69日)

更に高さが高くなりました。
この時点では25mm~30mm程度の高さになっています。
黒い胞子嚢が顔をのぞかせるようになりました。

その他

継続的な観察はできていないのですが、2/5の段階で雌器床ができ始めている場所がありました。
場所は御茶ノ水、日当たりの良いプランターの中で育っていました。

2022/02/05撮影

4/26に自宅近くに別のジンガサゴケの育成地を見つけました。
ここの子、でっかいです。
ペンギンちゃんの身長は28mm程度なので、ジンガサゴケの高さは50mmに近い高さです。
ここまで大きくなるんですね……!

2022/04/26撮影

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