苔の用語集

苔の勉強

苔の各部品には細かく名称がついています。
自分自身わからないと思ったことがよくあるので、メモ代わりにページになります。

調べたことをベースに記載していくので「常に作成中」な状態です。
あくまでも素人が記載しているので、情報が誤っている可能性には注意してください。

指摘ありましたら連絡いただけると助かります。

用語集

気室(きしつ) air chamber

一部の種の葉状体の背面にある隙間のことらしい。
細胞レベルの写真はまだ私には撮影できない。。。

外とつながっている穴は気室孔(きしつこう) air poreと呼ぶらしい。
気室/気室孔のあるなしが、種を見分けるヒントになることもあるそうですよ。

植物環境突破力のページにわかりやすい気室孔の写真があります。

蘚帽(せんぼう) calyptra

単に「帽」とも記載されることがあります。

発育途中の蒴がつけている帽子のような部品のことです。
蒴(中の胞子)が熟すと外れます。

蘚帽の形や外れ方も苔によって様々なようです。

蒴の先端についている白いものが蒴帽

中肋(ちゅうろく) costa

苔というか植物全般で使われている用語です。

苔で言うと、葉の真ん中にある脈状の部品のことを指します。
基本的には蘚類には中肋が存在し、苔類には存在しないようです。

苔の種を同定する際には中肋の長さで判断することがあります。

各葉の真ん中に筋状に見えるのが中肋

雄器托(ゆうきたく) antheridiophore

苔の中でも雄雌が分かれている種において、雄側が持っている特殊な枝のことらしいです。
資料や人によっては雄器床とか、雄器盤とか、造精器とか、造精器托とか、微妙に呼び方が違います。
~托と付いていると枝(柄)を含めた構造、付いていないものは器官そのものを呼んでいるような印象があります。
実際どうなんでしょう?

雌側は雌器托(しきたく) archegoniophore と呼ばれるそうです。

花みたいなコツボゴケの雄器托

葉状体(ようじょうたい) thallus

苔類の一部では茎と葉がはっきりと分かれていないものがいます。
その構造のことを葉状体と呼ぶそうです。

ほとんどの苔類では茎葉が分かれていて、こちらは茎葉体(けいようたい)gametophoreと呼ばれるようです。
個人的には、葉状体と比べて使われることは稀かなと思います。

ウロコハタケゴケの葉状体

参考文献

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