【苔散歩】諏訪大社・上社前宮とチョウチンゴケ科

苔散歩

2021/06/18~2021/06/20まで長野県に旅行に行ってきました。
各所で苔を観察する機会があったので少しずつまとめていこうと思います。
今回は諏訪大社の上社前宮で見つけたチョウチンゴケ科の苔の紹介です。

まずは前宮について簡単に紹介を。

諏訪大社・上社前宮は長野県の茅野市と諏訪市に四社ある諏訪大社のうちの一社です。

なんでも四社の中でも最も古くからあるため、前からあるという意味で「前宮」と呼ばれているとかなんとか。
はっきりとした記録は残っていないのか、「~と信じられています。」という案内書きが印象的でした。

JR茅野駅から東に車で10分程度の位置にあります。
境内に無料の駐車場があるので車でも行きやすい場所でした。

上社前宮の脇には水眼(すいが)川と呼ばれる小川が流れており、この周辺でも苔を楽しむことができました。
私は行けませんでしたが、前宮から1km程度上流まで向かうと水眼川の源流があり、苔むした岩の間から水が湧き出ている光景を観察することができるようです。
いつか行きたいものですね。

前宮の脇でも水眼川の流れを楽しむことができます。
水眼川の水は上流では飲用にもできるそうなのですが、前宮まで下ったものは「覚悟」が必要らしいです。

上の写真の右下に生えていたのが、今回紹介する苔です。

植物体が透明なのでチョウチンゴケ科であるとまでは言えそうです。
写真がぶれていることもあり、種の特定までは難しそうでした。

葉は広卵形で多くの葉で中肋は葉先に到達していないようです。
ただ一部の葉では葉先から突き出ているようにも見えます。
異なる種が混ざっているのか、単に写真がブレていてそう見えるのかは判断が付きませんでした。

葉の長さは5mm程度でしょうか。
葉が反っていて丸い形になっている点も気になりますが、少なくとも私が調べた範囲ではチョウチンゴケ科でそういった特徴を持った種は見つけられていません。

スジチョウチンゴケか、あるいはケナシチョウチンゴケあたりだと思うのですが。

諏訪大社に訪れる前には、上社の二社は小さいと聞かされていました。
ですが実際に訪れてみると言うほど小さいということもなく、それ以上に自然に溢れた良い場所でありました。
1日ぐらい丸々苔の写真を撮っていたかったです。

おまけ。
こちらは前宮の十間廊(じっかんろう)と呼ばれる建物に続く石階段です。
苔が生い茂っていて素晴らし…!

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