野川公園の川沿いで苔を探していたところ、木陰の砂利の斜面を垂れ下がっている苔がいました。
長く垂れている苔を観察するのは、私の経験では今回が初めてです。
野川公園いいですね、探すたびに知らない苔が見つかる。
今のところは「わき水広場」やその近くの野川沿いがオススメポイントです。
図鑑では垂れ下がる系の苔として「キヨスミイトゴケ」を見た記憶があります。
キヨスミイトゴケは樹上で育つ苔だったと思いますが、この子は近縁種でしょうか?
生えているのは土上もしくは岩上。
枝1本辺りの長さは5cmぐらいでしょうか?
重なっていて写っていない箇所でも枝が伸びているかもしれません。
パッと見たところでは枝の1本1本が長く、分枝はほとんどしていないようですね。
拡大するとこんな感じ。
葉の形は先の尖った卵形でしょうか。
中肋は1本で葉の先端から突き出ているように見えます。
また、葉は枝のどの方向にも生えていますね(開出というらしいです)。
図鑑を眺めた限りでは一見するとタカサゴサガリゴケが近そうだったのですが、細かく確認すると全然違いました。
タカサゴサガリゴケは葉が扁平に付く、葉先が細長い、といった特徴のようです。
ハイヒモゴケ科を中心に探してみましたが他には似たようなのは見つけられませんでした。
垂れ下がる系の苔はイトヒバゴケ科にも存在するようですが、今回はここで諦めました。
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