たまには武蔵野公園で苔を探しに散策に行ってきました。
ふらふらと歩いていると苔がたくさん育っている樹を発見しました。
樹幹の苔と言えばコモチイトゴケでしょうか?ヒナノハイゴケ?サヤゴケ?
などと思いながら近づいてみてみると、明るい色の小さい粒がついていました。
どうやらこの子は、私の知らない子ですね。
よく見てみると小さ~い蒴のようです。
あまりに小っさくてうまく撮れていないのですが、葉を比較的きれいに撮れたのが次の写真。
写真を拡大しながらにらめっこしてみると、以下のような特徴がありました。
- 育成地は市街地近くの公園
- 開けた場所の樹の高さ1mあたり、たしか西側
- 葉は倒卵形で葉先が尖っている
- 中肋があるのかどうかは写真から判断できなかった
- 葉の付き方は開出というのでしょうか、全方向に付いており茎が見えたり見えなかったりします
- (写真にはないのですが)乾燥時には色が少し白っぽくなり葉が茎に密着していました
- 蒴は基本的に上を向いています(相称というらしいです)
- 蒴のサイズはとても小さく、おそらく1mm程度
というような特徴を図鑑とにらめっこしてみると、どうやらコゴメゴケが近そうです。
コゴメという名前の通り、小さな丸い蒴が可愛いですね。
まだ蒴が明るい黄緑色なので、ちょうどこの時期に蒴をつけ始めるようです。
「コゴメゴケ」で調べてみると、私の撮った写真のように糸状に育つ場合だけでなく、ギンゴケのように蜜に育つケースもあるようです。
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