こんにちわ、花粉症がつらいねここけです。
先週日曜日にちょっと早めのお花見に出かけてきました。
本日27日には東京にも満開宣言が出されたようですが、私のお花見当日には良くて三分咲き、という感じでした。
さて、そんな桜たちですが、樹皮をよく見てみると緑に覆われているものがありますね。
そうです、苔です。
今回のお話はこちら「サヤゴケ」です。
サヤゴケとは
先日サヤゴケの記事を書いたばかりですが、サヤゴケはヒナノハイゴケ科に属する苔の1つです。
名前は、蒴を包む葉が形状からつけられたとの説明が多く見られます。
なかなかさんのサヤゴケ (ヒナノハイゴケ科)の記事などを見ると、
名前の由来になるほど、と思いました。
私の撮影した写真だと…鞘のような葉は見えないですね。
乾燥しているからでしょうか?
せっかくなので(他に書くことがないので)、サヤゴケについてもう少し調べてみようと思います。
指標植物として
サヤゴケはなんと、大気汚染の指標植物としての側面を持っているそうです。
大気汚染の進んでいる所には生育しないので大気汚染の指標植物として利用される。
https://kotobank.jp/word/サヤゴケ-1539519
私は大気のきれいな中でお花見ができたんですね!
と思っていたのですが
大気汚染に最も強いとされているサヤゴケやコモチイトゴケでは
https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/seika/1995/ss95-01.html
あれ、説明が逆転してる。
資料としては後者のほうが正しそうですが、「されている」と伝聞調なのが気になります。
もう少し調べてみましょう。
こちらのサイトは出典を明記してくださっています。
がっこうのこけプロジェクト – こけを調べてみよう!
サヤゴケは5つに分けられている区域のうち、区域 Ⅱ もしくは 区域 Ⅲに含まれているようです。
区域 Ⅰ が最も大気が汚れている区域であり、つまりは、大気汚染に強い。
ですよね、そうですよね。
私がお花見に行ったのは東京都は23区内の公園。
すぐ近くに都道が走っているような場所なので、大気がきれいな訳がなかった。。。
ヒメハイカラゴケとして
サヤゴケの別名として「ヒメハイカラゴケ」が紹介されているサイトがいくつかあります。
あるのですが、それ以上の情報が見つかりません。
なんとか見つけた資料には少なくとも1915年頃にはそう呼ばれていたらしい記録があるですが、
私の検索力では本体の論文は発見できませんでした。。。
日本産蘚類の和名リスト(III) 岩月 善之助
「はいから」ってどういう意味なんでしょうね?
「はいからさん」と同じおしゃれ的な意味でしょうか?
姫で、はいからさん、だなんてすごいですね
それとも普通に「灰殻」といったような形状を表現した言葉なんでしょうか?
確かに蘚帽の形も特徴がありますね。
気になります~
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