2021年の夏に長野の白駒池に行ってきました。
この場所は日本蘚苔類学会が日本の貴重なコケの森の1つ「八ヶ岳白駒池周辺の原生林」とした場所です。
現地の観光協会いわく、この周辺に広がる森には485種類の苔が生息しているそうです。
この記事では白駒池へのアクセスやおすすめ周回コース、実際に観察できた苔などを紹介していきます。
※ 訪問当時の情報を中心に記載しています。最新情報については各公式サイトなどを確認してください。
白駒池へのアクセス
白駒池は長野県の東側に位置する池です。
南側には八ヶ岳、北側には蓼科山があり山に囲まれた場所にあります。
公共交通手段としてはJR中央本線の茅野駅からアルピコ交通の麦草峠線、JR北陸新幹線の佐久平駅とJR小海線の八千穂駅から千曲バスの白駒線があります。
ただしどちらも運行時期が限られており本数も多くはありません。
可能であれば車で行くのが無難でしょう。
車であれば諏訪南ICからであれば1時間ほどで到着します。
私の場合はJR中央本線で茅野駅まで向かいレンタカーを借りました。
茅野駅からも1時間程度で到着できるでしょう。
白駒池そのものの最寄りは白駒池駐車場なのですが、苔を堪能したいのであれば麦草峠)から歩くことをおすすめします。
麦草峠から白駒池へ向かうの散策路は「黒曜の森」と名付けられています。
名前の通りところどころで黒曜石を見ることができます。
もちろん、森に入った瞬間からたくさんの苔が迎えてくれます。
おすすめコース
体力と時間に余裕があるなら高見石を目指すのがおすすめです。
麦草峠 → 白駒池(周回) → 高見石(往復) → 白駒池 → 麦草峠
というルートを辿るとコースタイムはおよそ3時間程度となります。
ただし、苔の観察を目的にするのであればコースタイムの3倍の時間がかかると考えておくべきです!
私の場合には、麦草峠から遊歩道に入った瞬間から苔に釘付けにされてしまい、コースタイム20分の道をあるくのに1時間かかりました。
白駒池の苔の観察会について
今回は参加できませんでしたが、白駒池周辺では北八ヶ岳苔の会さんによる苔の観察会が開催されています。参照: 北八ヶ岳苔の会
実施予定日の1週間ほど前に問い合わせたところ、すでに満席になっていたため予約するなら早めに問い合わせると良いでしょう。
2021年度では6月から10月にかけておよそ毎月1回程度の頻度で開催されていました。
苔の観察会は主催する山荘に一泊しつつ、苔の観察や専門家による講演が行われるとのことです。
また、苔の観察会とは別に2時間程度のプライベートツアーも主催しているとのことです。
気になる方は北八ヶ岳苔の会に問い合わせてください。
白駒池周辺の苔ギャラリー
苔の写真ばかり撮っていたら景色をほとんど撮っていなかったことに気づきました。
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